絵も漫画も何も無いけどとりあえず頭の中でだいぶ固まっている世界の設定だけでもちょっと…と思って地図を、ね。
地図だけでもupしとけば後で絵なり何なり「はっ描かねば!」と思うかなーって…うん…
とりあえずスルーしてくださっても結構です。自分用のメモみたいな。
ありきたりな設定とかもありまくりかと思いますが気にしない気にしない





↓設定(2010/01/24現在)↓





の世」

大まかな世界観 なんだか和洋中ほどほどに混ざった世界観。でも中国とかヨーロッパとかそういうのは無い(地図見れば分かると思いますが)。国は全部で十三、そのうち人が住んでいる国は十つ。国についての詳しい説明は後述。「鬼」と人が共存する世界というのが大前提。
鬼」 「鬼」というのはあの角が生えて虎の褌を纏ったアレではなく、妖怪とかお化けとか怪物とか神様とか、そういうものを全部ひっくるめて「鬼」または「鬼類」と称する。別に人敵対しているというわけではないが、人間に良い人と悪い人がいるように良い鬼(善鬼)と悪い鬼(悪鬼)がいる。特に害のないものは基本的に善鬼に分類される。人に友好的な鬼は地域で住民登録をしているものや、国籍をもつものもいる。その場合人権が保障される。

一応イメージとしては格闘漫画的な部分もあるので、鬼はレベル分けされている。弱い方から順に<初鬼><前鬼><中鬼><後鬼><末鬼><終鬼>。初鬼は決まった形をしているが、前鬼以降は個体によってそれぞれなので区別は割と曖昧。初鬼のうちは色が白〜黒で、様々な要因(環境など)によって色が変わる。周りの人の心などにもよる。初鬼の内は人の心の影響を受けやすいが、前鬼以降になると存在が確定してくるのでほとんど影響は受けなくなる(しかし個体によっては逆に影響を受けやすくなる場合もある)。

鬼には生みの親というものが無く、親といえば育ての親のことを言う。鬼の夫婦などもいるが、だからといって子が生まれるということは無い。鬼は世界中で循環しているエネルギーのようなものから出来ており、大気中のエネルギーが淀んで集まった際に初鬼が生まれる。鬼が死んだ場合も死体が残ることはほとんど無く、エネルギーが分散して大気に混じるか、他の鬼に吸収される。
鬼類管理局 その名の通り鬼を管理するためにある公的機関。よってここで働く人は公務員。日本国に本部があり、他の国(人が住む国のみ)にも支部が存在する。鬼についての情報を管理したり、管理局に属する部隊の人間を管理したりと様々な業務をこなす。

鬼類管理局には、上記の他に主に「鬼類制圧部隊」「鬼類更正部隊」「調査部隊」「捜査部隊」「鬼類制圧士育成学校」があり、その他国ごとに独自の部門があったり、状況に応じて特別な部門が設置される場合もある。鬼類制圧部隊の無い国もある。
鬼類制圧部隊 主に悪鬼を捕獲または征伐するための部隊。何も無いときは鬼とは無関係の肉体労働を任されることもある。四人ごとの小隊に分かれているのが普通。現在鬼類制圧部隊に入ることが出来るのは鬼類制圧士育成学校を卒業したもののみであり、さらにその育成学校に入れる者は特別な能力を持っている者に限られる。能力は突然変異的に現れるものであったり、家で受け継がれるものであったりと様々。能力を持つものは貴重なので、半ば強制的に養成学校に入れられる。
鬼類更正部隊・調査部隊・捜査部隊 鬼類更正部隊:捕らえた悪鬼を更正させる部隊。暴れる可能性もあるので一般人には任せられず、能力を持つものが制圧部隊でなくこちらに入隊する事も多々ある。更正不可能とみなされた鬼は外には出られず、一生を監獄のような場所で過ごす。

調査部隊:鬼が事件を起こした際、管理局にある情報を調べ、関係している鬼や現地の情報などを元に派遣する小隊を決める。場合によっては特殊な事情を考慮し、新たに小隊を編成する場合もある。

捜査部隊:現地に赴いて情報を集める部隊。調査部隊と違って事件に直接関わるため危険も多い。現地の人々を救出する役目を負うこともある。
鬼類制圧士育成学校 鬼類制圧士になり得る人材を育成する学校。教員は主に引退した制圧士で、鬼類に関する知識を叩き込まれる。実戦訓練もあり。普通教育は最低限であるため、自分で時間を見つけて勉強する子も多い。鬼類制圧部隊の欄に書いたように養成学校への入学は半強制だが、入学した者とその家族は多額の支援金が保障される。保障は卒業後入隊してからも続き、死亡時には多額の補償金が支払われる。



世界地図



国についての説明

日本国<にほんこく> イメージは和洋中でいうと和。
鬼類に関する限り、世界の中心的な国。制圧士の数が最も多く、教育も徹底している。日本国の部隊が他国に派遣されることもある。首都は東京ではなく京都、人と鬼が半々で住んでいる土地。東京には鬼類管理局本部が置かれ、管理局員や制圧士などが多く住んでいる。
日本国は昔から鬼発祥の地と言われており、鬼に関する情報量も他国に比べ群を抜いている。本部が置かれていることからも分かるように、鬼類管理局・鬼類制圧部隊等を初めて設立したのがこの国。定期的に各国の支部長が日本国に集まり、首脳会談が開かれる。このとき日本国で出されるお菓子が各国の支部長たちのひそかな楽しみ。
皇神国<すめがみのくに> イメージは和洋中でいうと中。
面積は各国の中でおそらく最も広い。そのせいか地方によって独自の文化があり、一概に「こういう国」というイメージを持てない国。その広大さが原因で情報伝達には遅れが出る。人口が多く、鬼類管理局に勤める人間の数は世界一。制圧士も日本に次いで二番目に多いが、一人ひとりの質は高くはない。
国の頂点に「君主」がおり、支部長と並んで国内で最高の権力を誇る。皇神国に古くから伝わる伝説に倣って君主は盲目の女性と決まっており、政権交代の際には二十歳未満の国内全ての盲目の女性の中から次期君主が選ばれる。
趙毅国<じょうぎこく> イメージは和洋中でいうと中。
日本国と皇神国の間にある小さな国。政治・文化等様々な面で皇神国と似通っている。趙毅国の君主は代々皇神国の君主に仕えることが決まっており、皇神国に従属する国であると言える。
小さな国で人口も少ないため、一人ひとりの質の向上に力を入れている。特に鬼類制圧士育成学校では、支部長自ら実戦訓練に参加し、訓練生たちを育成している。
鬼扠国<おんしゃのくに> イメージは和洋中でいうと和。
全体的に雰囲気の薄暗い国。他の国と比べ悪鬼の割合が多いと言われている。もしかすると人間より悪鬼の方が多いんじゃないかというような国。制圧士の数は少なく、個人の能力にも差があるが、人によっては驚くほど能力が高い。
雨露国<うろのくに> イメージは和洋中でいうと洋。
一年中雨が降っている国。曇りの日すら滅多になく、雨が止むと皆外に出て日光を浴びる。晴れた日などは国民総出でお祭り騒ぎになる。快晴は数十年に一度あるかないかという程度。その気候のために町内に数件の傘屋があり、傘のみで生計を立てる人も多い。傘は国民にとって、財布や時計と同じくらい出かけるときに持って当たり前のもの。他に多いのが鍍金職人で、それぞれの家に伝わる秘伝の技術で様々なものに鍍金をする他、服などの防水加工も施す。
雨で大気がかき回されるためか、鬼の発生率が非常に低い。よって国内で鬼が出ることは稀。制圧士たちは実戦に参加する機会が少ないため、本番に弱いことが多い。
豫貰国<よせのくに> イメージは和洋中でいうと洋。
鬼類制圧士が存在しない国。管理局の支部はあるが、仕事と言えば調べることと、他国から制圧士を呼ぶこと。商業の盛んな国で、他国との貿易により栄えている。人の出入りが激しく、仕事柄口の固い人が多いため、お尋ね者が身を潜めていることもある。自然が少なく、大抵の鬼にとっては非常に居心地が悪い。
陸路国<くがじのくに> イメージは和洋中でいうと和。
まったく海に面している部分のない国。魚などの資源は隣国の豫貰国との貿易が無ければ手に入らない。代わりに陸地で手に入るものは徹底的に利用する。植物などを薬にして売り歩く薬種商は、この国の出身であることが多い。他に土地の名物などを売りにした宿などがある。
山が多いため鬼が住みやすく、制圧士の主な仕事は山越えの際等の身辺警護。討伐や捕獲が目的である場合は少なく、逃げること・隠れることを得意とした隊員が多い。
捌隔国<はっかくこく> イメージは和洋中でいうと中。
国が東西真っ二つに分かれている。東の神子と西の神子を中心とした勢力が対立しており、制圧部隊の代わりに「排撃隊」というものがある。鬼を討つ他、国内相手側の人間が入り込んできたときに迎撃する役目も負う。国内が一触即発の状態であるため、他国に対して友好的態度を取る余裕は無い。
国としては自然が豊かであり鬼も多いが、人間の状態が上記の通りであるためあまり表立った行動はしていない。西側は農業、東側は商業に長けており、管理局支部長はこの状態をなんとかできないものかと骨を折っている。
舊譚国<くたんこく> イメージは和洋中でいうと和。
古くからの記録が多数残っており、非常に歴史の長い国。情報量も多く、首都に国立図書館がある他、各地にも公立の図書館が多く存在する。国立図書館の蔵書は他国に類を見ないほど多く、この図書館に無い本は他の国のどこにも無いとまで言われる。
古の記録を元に支部長を中心に魔術の研究を進めている。成果が発表されることはほとんど無いが、支部長は自らが研究の成果だと発言する。
堯幾国<ぎょうきこく> イメージは和洋中でいうと洋。
国中が鬱蒼と生い茂る木々に覆われている。国土のほとんどが山で、他国のものは案内無しで入れば二度と出てくることは出来ない。国民も国内を転々としている場合が多く、特定の人物の所在を突き止めるのは非常に困難。
国のどこかに鬼類管理局支部が存在するが、制圧士が支部に帰ってくることは滅多に無い。小隊ごとに各地を放浪しており、支部からの命令など待たずに各々自由に行動、事件を目撃、または話を聞いた場合は解決を目指す。要するに行き当たりばったり。
蓬莱・瀛州・方丈
<ほうらい・えいしゅう・ほうじょう>
十三の国の中で、人の住んでいない国(島)。鬼のみが住んでいる。人の住む十の国にとっては非干渉地区。人の住処なども無いのでほとんど自然のままで、傷ついた鬼などが体を癒すためにやってくることもある。世界を作った三人の神々の住む土地だとされ、人にとっても鬼にとっても聖地に等しい。しかし特別な事情が無い限り、人が足を踏み入れることは許されない。




…とまあこんな今のところこんな感じかな(´・ω・`)最後まで読んでくれた人がもしいたらありがとうございます。長くてすみません。